内容 | 緩和ケアとは > 精神症状の療法, 緩和ケアとは > 痛み・身体症状の療法, 緩和ケアとは > 家族のケア |
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タイトル | 一般病棟における 緩和ケアマニュアル |
出版社 | へるす出版 |
出版年月 | 2012 |
著者 | 小川道雄 |
目次 | I 一般病棟における緩和ケア 1. なぜ緩和ケアの多くが一般病棟で行われているのか/小川 道雄 2. 末期癌患者の臨床経過と緩和ケア/恒藤 暁 ホスピス入院時の主訴/転移部位と転帰/主要な身体症状/日常生活動作の障害/精神症状/急変/死因/予後関連因子 3. インフォームド・コンセント/池永 昌之 インフォームド・コンセントとは/悪い知らせを伝えるときの手順/生命予後の説明/告知を拒む家族への対応 4. 一般病棟スタッフに対する緩和ケア教育/原 敬 一般病棟における援助の特徴と緩和ケア/苦しみとは何か、対人援助とは何か/関係性のちからによるケアという援助/結果でなくプロセスが大切(援助者への援助) 5. 在宅ホスピスケアに必要なこと/蘆野 吉和 在宅ホスピスケアとは/在宅ホスピスケアを可能とする要件/在宅ホスピスケアへの移行の準備 II いろいろな症状に対する緩和ケア 1. 全身倦怠感の緩和ケア/末永 和之・他 倦怠感の定義/メカニズム/治療/栄養状態の改善/生活支援 2. 疼痛の緩和ケア 1) 癌疼痛のアセスメント/平賀 一陽 癌患者の痛みの原因/疼痛のアセスメント/治療効果の評価/痛みを増減する因子 2) 疼痛治療の基本方針/後明 郁男 痛みの緩和ケアの基本/痛みの評価と適切な治療の重要性/チ-ム医療の重要性/痛みを訴える癌患者とどう接するか 3) 非オピオイド使用の実際/大地 哲史 NSAIDsの種類と特徴/非オピオイド鎮痛薬の処方の組み立て/使用方法と注意 4) 弱オピオイド使用の実際/村川 和重 癌疼痛治療における弱オピオイドの役割/弱オピオイドとして用いられる鎮痛薬/第2段階でのオピオイドの使用の実際 5) オピオイド使用の実際/片柳 憲雄 オピオイド使用に関する誤解・偏見/各オピオイドの特徴/オピオイドの投与法 6) フェンタニル貼付剤使用の実際/野口 隆之・他 フェンタニル(fentanyl)とは/フェンタニル貼付薬の利点と欠点/一般病棟でのTFPの適応/TFPとタイトレーション/投与量調節/TFP使用時のレスキュー処方/オピオイドローテーション 7) オピオイドローテーションの考え方/加藤 佳子・他 オピオイド鎮痛薬/モルヒネの役割/オピオイドローテーションの位置づけ/オピオイドローテーションの実行/患者のQOLを高めるために 8) 鎮痛補助薬の使用の実際/林 章敏 鎮痛補助薬とは/鎮痛補助薬を必要とする疼痛/鎮痛補助薬の種類/鎮痛補助薬の使用の実際 9) 鎮痛薬の副作用対策/下山 直人・他 一般病棟での緩和ケア(オピオイドの副作用対策)/オピオイド鎮痛薬の副作用の頻度とその機序/副作用対策のコツとポイント/薬物療法とオピオイドローテーション/オピオイドの投与経路変更による副作用対策 10) モルヒネ抵抗性の疼痛の治療/小川 節郎 オピオイド抵抗性の痛みとは/オピオイド抵抗性疼痛に用いられる薬物・方法とその適応/薬物療法/神経障害性疼痛に対する鎮痛薬ラダー/放射線療法/神経ブロック療法/その他の方法/薬理学的疼痛機序判別試験(drug challenge test;DCT) 11) ビスフォスフォネート使用の実際/中野 正吾・他 骨転移のメカニズム/骨転移の診断のタイミング/進行再発乳癌における骨転移治療の位置づけ/ビスフォスフォネートの作用機序/投与の実際;ASCO(American Society of Clinical Oncology)ガイドラインより 3. 消化器症状の緩和ケア 1) 嘔気・嘔吐/太田惠一朗 病態生理/原因/診断/治療 2) 緩和ケアにおけるしゃっくり/岡 義雄 原因と分類/治療 3) 食思不振/内藤美由紀・他 アセスメントとケア 4) 便秘・下痢/江上 寛 便秘/下痢 5) 腸管閉塞/堀 泰祐 診断/治療方針 6) 黄 疸/丸田 福門・他 緩和医療症例における黄疸/黄疸の原因/閉塞性黄疸/肝性黄疸/黄疸に対する緩和医療 7) 腹 水/広田 昌彦・他 癌性腹水の病態/癌性腹水の治療 4. 呼吸器症状の緩和ケア 1) 呼吸困難/花桐 武志・他 原因疾患および病態の診断/呼吸困難に対する緩和治療 2) 咳 嗽/山口 哲朗 咳嗽の発現機構/咳嗽の原因/治療 3) 胸 水/白日 高歩 胸水貯留がみられる疾患,病態/胸水貯留の診断/緩和ケアとしての胸水排除 5. その他の症状の緩和ケア 1) 精神症状/清水 研・他 うつ病、適応障害/せん妄 2) 高カルシウム血症/柴田 岳三 疫学/発生機序/臨床症状/検査/治療の考え方/治療 3) 褥 瘡/立花 隆夫 褥瘡の難治化要因/癌患者の特殊性と褥瘡治療の基本方針/緩和ケアを配慮した褥瘡治療 III 特殊な緩和ケア 1. 緩和ケアとしての化学療法/渡辺健太郎 palliative chemotherapyの現状/コンセンサスの得られているpalliative chemotherapy 2. 緩和ケアとしての放射線療法/有村 健 緩和照射とは?/骨転移に対する緩和照射/転移性脳腫瘍に対する緩和照射 3. 緩和手術/小川 道雄 緩和手術としての姑息的切除手術/姑息的切除手術の術式選択/緩和手術としての対症的手術 4. 神経ブロック/宮崎 東洋 癌性疼痛に対する神経ブロックの意義/代表的な神経ブロック 5. 大内臓神経切離術/島田 信也 内臓性知覚求心性ニューロンの走行/大内臓神経遮断術とその適応/大内臓神経切離術の実際/大内臓神経切離術の有用性/予防的大内臓神経切離術 IV 精神的ケア 1. スピリチュアルペイン/西村 幸祐 スピリチュアルペインとは何か/スピリチュアルペインのアセスメント/スピリチュアルペインに対するケア 2. 患者に対する心理的・社会的サポート/東口 高志・他 終末期癌患者の心理/心理的サポート/社会的サポート 3. 家族のケア/川村 亮機 家族ケアのポイント/家族への支援 |
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